諸元
- 製造年:1995年
- 歯車比:85/14=6.07
- 主電動機:TDK6151-A 200kW
- 制御装置:東洋GTO(ATR-H4200-RG622A)
- ブレーキ:HRDA-1
収録車両:7252(当時4M4Tの8連で、7連時代の8000系に次いで加速が早かった)
収録機材:AIWA TP-S30 + audio-technica製マイク(型番不詳)
環境:★★☆☆☆
京阪線で案内放送の様式が大きく変わる直前の収録。当時の急行は中書島から全線を通して乗車率が極めて高くなる。
- 「今日も京阪電車をご利用くださいましてありがとうございます。この電車は9時13分発の大阪淀屋橋行き急行です。途中の停車駅は、丸太町、三条、四条、(中略)、京橋、天満橋、北浜です。なお、中書島と大阪の京橋、天満橋、北浜、淀屋橋には後の特急が先に到着いたします」
- 「1番線の大阪淀屋橋行き急行が発車いたします」(昭和62年ADEC導入とともに主要駅に実装された自動放送)
- 「次は丹波橋、丹波橋です。近鉄線はお乗り換えです。丹波橋を出ますと中書島まで止まりません。伏見桃山は次の丹波橋で各駅停車にお乗り換えです。なお、この電車は次の丹波橋で大阪淀屋橋行き特急に連絡いたします。中書島と大阪の京橋、天満橋、北浜、淀屋橋には特急が先に到着いたします」
- 「4番線の淀屋橋行き急行が発車いたします」(古来からの京阪式アクセントで発音するのが非常にエモい)
これらの特徴は2003年9月ダイヤに合わせ案内放送が更新された際に全国で標準の言い回しやアクセントに変わり、駅設備更新により音源やスピーカーのスペックが大幅に上がったことも重なり沿線外から京阪線を利用する人々にとってわかりやすいものへ進化したことで、サービス向上に貢献した。伝統の一部がなくなるのはもの寂しいが、京阪とは既存概念にとらわれず新しいものを取り入れ品質向上するスピードが極めて速い鉄道会社であることがこの事象からも読み取れる。