諸元
- 製造年:1981年
- 歯車比:79/14=5.64
- 主電動機:TDK8135-A 155kW ※6000系と同一
- 制御装置:東洋電機界磁位相制御(ACRF-H4155-755A)
- ブレーキ:HSC-R
収録車両:2620(通常は2720と組んだ4連だが、正月ダイヤが近いためか5連が組まれていた)
収録機材:Olympus DS-10 + audio-technica製マイク(型番不詳)
環境:★★★★☆
2006年までラッシュ用ホームだった天満橋4番線からM1780Hとして出発し枚方市でM1781Wに改番して交野線私市まで走行する。年内最後の平日ダイヤだったため乗車率は低い。
準急「ひこぼし」は沿線自治体からの要望で運行した交野線直通列車だったが、私市駅の有効長がネックとなり5連より長い編成が運用に入ることはできず、枚方市駅での平面交差もあり当時38本/時の夕ラッシュダイヤで直通列車を高頻度運転することが困難だったこともあり、利用はあまり定着しなかった模様である。
5連の収容力では守口市・萱島といった乗降の多い駅で停車時間が延びがちで改善はハード的に無理なことから、登場時は夕ラッシュど真ん中に設定された「ひこぼし」はダイヤ改定を重ねるごとに5連で無理のない時間帯へ移されていき、交野線完全ワンマン化とともに姿を消した。
綿密な計画を立てることも大事だが結局はやってみないと分からないことが多いということを私たちに教えてくれた列車であった。
「ひこぼし」が希望の星として最も強く輝いていた頃の走りをお楽しみいただければ幸いである。