京阪800系 浜大津-太秦天神川(2008.01.17)

京阪800系 浜大津-太秦天神川(2008.01.17)

諸元

  • 製造年:1997年
  • 歯車比:71/14=5.07(京都市交50系の5.27とは異なる)
  • 主電動機:TDK6152-A 90kW(京都市交50系の85kWとは異なる)
  • 制御装置:東洋IGBT(ATR-H890-RG662A)
  • 補助電源:SVH70-4014A
  • 空気圧縮機:HS10
  • 冷房装置:RPU6012
  • 集電装置:PT7201-A(京阪では初のシングルアーム式)
  • ブレーキ:HRDA-1
  • 保安装置:ATC/ATO&京阪大津線ATS
  • その他:座席モケット更新済

収録機材:iriver(韓国)F700 + audio-technica製マイク(型番不詳)

環境:★★★☆☆

太秦天神川駅が開業してから1本目の全区間収録です。

浜大津駅では発車ベルが鳴ってからも浜大津駅前交差点の信号を確認(電車用信号をもらいやすいタイミングで発車するため)して2階の改札を視認で乗り遅れのおそれのある方がいないことを確かめてから扉扱いしたので少し時間がかかっています(結果、交差点の電車用信号は5秒待ち。遅れると交差点の信号をもう1周期待たなければならなかった)。逆に発車ベルが鳴り始めた瞬間に扉を閉めることもあります。

上栄町発車は転動・空転防止のため勾配起動の1ノッチを入れてブレーキ緩解しフルノッチから3ノッチに戻しています(フルノッチのままだと多くの場合空転する)。

大谷-追分の下り坂は定速は使わずブレーキで抑速しています(定速を見たことはありますが、ブレーキ側定速は所定速度を3km/h程度上回ると半ブレーキが入り所定速度まで下がるとブレーキ解除というような挙動でいろいろ微妙だったので、だから使われないんだろうな、と)。

地下線進入時と三条京阪-京都市役所前がクリッピングはこの当時だとどうしようもなかったです(実際乗ってみると分かると思いますがデカすぎる音なので…まだフロート録音できる機材が入手しやすい価格帯に無く、該当する音のためだけに設定して収音すると他の音があまりに小さすぎて全体的にS/N比がよろしくないことになります)。放送を記録したい場合はここの対策が一番のネックになると思います。

たまに停車後小さな電子音が聞こえますが、ブレーキの状態を電車に学習させる時に鳴ります。学習データはTASCに反映され、非常にデリケートな800系が停止位置で正確に停車しホームドアとぴったり合うように自動制御するのに役立っています(学習の結果ごくまれに全ての駅で停止位置修正しなければならない状況が生じる場合もあり、市交の中で手動運転している時は訓練とポンコツ学習編成対応があり見ている分には楽しいですが、その楽しさは自分以外誰も関係ないです)。京阪800系も市交50系同様、1980年代から90年代に起こった第二次AIブームの申し子と言えるでしょう。

太秦天神川駅は東西線内他の全駅と同様、市交車と同じ停止目標に止まるので4連は西寄りに止まって浜大津へ折り返していきます。