京阪9000系 特急 出町柳-丹波橋・中書島-樟葉(2005.10.20)

京阪9000系 特急 出町柳-丹波橋・中書島-樟葉(2005.10.20)

  • 製造年:1997年
  • 歯車比:85/14=6.07
  • 台車:KW77C
  • 主電動機:TDK6151-A 200kW (7200系と同形式)
  • 制御装置:東洋電機界磁位相制御方式(ATR-H4200-RG622B 4M1C)
  • ブレーキ:HRDA-1
  • 空気圧縮機:HS20
  • 戸閉装置:再開閉装置・戸閉保安装置付
  • 連結器:4両目と5両目の間のみ密着自動、他は永久連結器
  • 放送装置:車外放送付 戸閉警告音・音声合成(”左側のドアが開きます ご注意ください”と放送される)付
  • 補助電源:SIV(SVH140-499A 140kVA)
  • 保安装置:京阪式ATS 主要部無接点式・リミッター付(109km/hを超えると力行回路が開き105km/hを下回ると回路が閉じて再び力行可能になる)
  • 列車選別装置:水晶発振式2波45情報

収録機材:iriver(韓国)F700 + audio-technica製マイク(型番不詳)

環境:★★★☆☆

2003年ダイヤ改正(中間駅から大阪方面の輸送断面が小さくなってきたことによる優等列車一元化により特急は樟葉・枚方市に停車するようになった)から少し経ち、ドアカット機能は使わなくなって3扉特急として定着した9000系です。

9000系に自動放送装置が設置されていなかったこと、放送分量増加に8000系自動放送装置の容量が耐えられないこと、輸送力増強よりゆったり乗車できるサービスへの転換の過渡期で仕様を固めづらかったこと、中之島線建設プロジェクト進行中で放送装置を更新する余裕がなかったことなどから車内放送は肉声放送になりました。

名目上は特急車なれどもどうしてしっくりこないのか。8000系にはあり9000系にはないもの、それは断熱構造です。ドア付近の補助いすを使用しているとすぐわかりますが、8000系は扉間の座席ほど座りやすいわけではないもののドア開閉時以外ゆったりしているところ、9000系だとドアからのすきま風がなかなかつらいものです。